新型コロナの影響で輸出入ともに引き続き減少

(韓国)

ソウル発

2020年10月26日

韓国貿易協会が10月19日に発表した2020年1~9月の輸出入統計によると、輸出は前年同期比8.6%減の3,709億6,900万ドル、輸入は9.1%減の3,433億5,600万ドルだった。貿易黒字は前年同期より7億3,200万ドル縮少し、276億1,300万ドルとなった。

輸出を品目別(韓国独自コードのMTI3桁ベース)にみると、主要品目の半導体、コンピュータは増加した一方、自動車、石油製品、船舶海洋構造物・部品などは軒並み減少した(添付資料表1参照)。

地域別にみると、全ての地域で輸出が減少した(添付資料表2参照)。中国は、半導体、合成樹脂などが増加したが、平板ディスプレー・センサー、石油製品などが減少し、前年同期比3.4%減となった。米国は、自動車、自動車部品、無線通信機器などが減少し、1.0%減となった。日本は、石油製品、鉄鋼板、半導体などが減少し、12.3%減だった。

輸入を品目別にみると、半導体、半導体製造装置、コンピュータ、自動車を除く主要品目が減少した(添付資料表3参照)。

地域別にみると、全ての地域が減少した(添付資料表4参照)。中国が半導体、精密化学原料、無線通信機器などを中心に前年同期比2.4%減となり、米国は原油、半導体などの不振で、3.8%減だった。なお、日本は鉄鋼板、精密化学原料などが減少し、8.6%減となった。半導体関連素材の輸入については、フッ化水素が80.5%減の678万ドルとなった一方で、レジストが13.0%増の2億4,600万ドル、フッ化ポリイミドが13.6%増の2,656万ドルだった。

〔諸一(ジェ・イル)〕

(韓国)

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