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第3四半期までの貿易統計発表、9月は輸出入とも前年同月比でプラスに

(中国)

北京発

2020年10月21日

中国海関(税関)総署の10月13日の発表によると、2020年1~9月の貿易総額(ドル建て、以下同)は前年同期比1.8%減の3兆2,967億ドルとなった。うち輸出は0.8%減の1兆8,114億ドル、輸入は3.1%減の1兆4,853億ドルで、貿易収支は3,261億ドルの黒字となった。元建てでは総額が0.7%増、輸出が1.8%増、輸入が0.6%減となった。

輸入も単月で前年同月比プラスに転じる

単月の輸出入額(ドル建て)の推移をみると、輸出は6月に前年同月比プラスに回復して以降増加が続き、9月は9.9%増と年初来で最高の伸びとなった。輸入は7月、8月と前年同月比マイナスだったが、9月には13.2%増と大幅に回復した。

税関総署の李魁文報道官は、マスクや医療機器、医薬品などの防疫物資や、ノートPCやタブレット端末などの在宅勤務関連製品の輸出が増加したこと、新型コロナウイルスの影響による世界的な供給不足を穴埋めするかたちで中国企業が受注を伸ばしたことなどが輸出の伸びに寄与したと指摘した。また、中国国内の生産回復に伴って電子部品・集積回路や原油などの輸入が増えたと述べた。このほか、中国国内での需給ギャップを受けて豚肉の輸入数量が2.3倍と急増した。

1~9月の主要国・地域別では、ASEANとの貿易総額が前年同期比5%増となり、ASEAN地域が上半期に引き続き中国の最大の貿易相手となった。輸出では、EUとASEAN向けがプラスの伸びとなった。輸入では、第1位のASEANが5.1%増、3位の台湾が13.7%増となった(添付資料表参照)。

商務部国際貿易経済合作研究院国際市場研究所の白明副所長は、ASEANでは新型コロナウイルス感染者数が比較的少なく抑えられているため、経済活動が早期に回復しており、同地域との貿易が増加していると指摘した。また、米国との貿易が回復傾向にあることについて、米中両国の追加関税賦課が過去2年以上継続しているため比較対象となる前年の水準が低いこと、中国が米中経済貿易協議の第1段階合意を履行していることが要因との見方を示している(「21世紀経済報道」10月13日)。

(小宮昇平)

(中国)

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