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イングランドで飲食店時短営業など対策強化、2021年3月まで継続か

(英国)

ロンドン発

2020年09月23日

新型コロナウイルスが再拡大する中、英国政府は9月22日、イングランドで行動規制などの措置の再強化外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを発表した。概要は以下のとおり。

  • フェイスカバー着用:23日から、タクシーなどの車内での着用を義務化。24日から、飲食店やホテルなどで来店客の着用を義務化(飲食のための着席時を除く)。飲食店、ホテル、小売店などの従業員の着用も義務化。24日から、至近距離での施術などを伴うサービス業での着用は法的義務に。公共交通機関とタクシーの運転手の着用を引き続き勧告。
  • 在宅勤務:自宅での効率的な業務が可能なオフィス勤務者は冬期を通じ在宅勤務とするよう勧告。協議の上、雇用主が、従業員が自宅で通常の職責を遂行可能と判断すれば在宅勤務に。必要不可欠な公共サービスに従事する公的部門の労働者や自宅で就業不可の勤労者には出勤を勧告。職場別ガイダンスを順守し重症化リスクが高い人々に配慮するよう勧告。
  • 事業者への規制:24日から、飲食店と娯楽施設について、午後10時から午前5時まで営業を禁止(宅配営業は可)。飲食物の注文と給仕は各テーブルで行い、店内飲食は着席のみ。感染者接触追跡アプリの供用が開始された後は来店客の連絡先提供のため、国営医療サービス(NHS)公式のQRコードを店内に掲示。28日からは、より広範な娯楽産業や至近距離での施術を伴うサービス業に対する職場安全義務の法制化と最大1万ポンド(約134万円、1ポンド=約134円)の罰金の導入、自主隔離対象者への故意の出勤奨励の禁止、マスク着用が義務付けられている場面での着用指示など、職場の安全性に関する規制を強化。

政府は9月9日、イングランドを対象に規制を強化(2020年9月10日記事参照)。その後も感染は拡大し、22日の全国の新規感染者は4,926人まで増加。パトリック・バランス首席科学顧問は21日の会見で「陽性反応の割合増加が確認されている」と述べ、1週間に感染者が2倍になるとすれば「10月半ばには1日の感染者が5万人近くPDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)に達する」と警鐘を鳴らす。政府は同日、6月19日に引き下げた警戒レベルを3(感染が広範に流行)から4(感染が広範に流行し、伝染が高水準または急激に増加)に戻した。

ボリス・ジョンソン首相は9月22日、今回の再強化について「3月の完全ロックダウンに戻るのではないことを強調したい」と発言。全面的な自宅待機や学校、店舗の閉鎖は求めず、社会・経済活動と両立させながら対策を強化する必要性を訴えた。一方で政府は、今回の措置は「(2021年)3月まで継続する必要があると想定」と説明。経済界は、特にホスピタリティ業界や中心市街地への打撃が長引くことを懸念している。

(宮崎拓)

(英国)

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