国際線が9月5日再開予定、ラゴス州の新規感染者数は横ばい

(ナイジェリア)

ラゴス発

2020年09月02日

ナイジェリア民間航空局(NCAA)は8月27日、国際線を首都アブジャ空港と商都ラゴス空港に限定して9月5日に再開すると発表した。NCAAは7月21日の通達で再開を10月としたが、運輸相は10月を待たずに再開すると述べていた(2020年7月28日記事参照)。当面は各空港の受け入れ便数を1日4便まで、1,280人を上限にする。

ナイジェリア疾病管理センター(NCDC)は6月4日から新型コロナウイルス感染者数などのデータを更新している(2020年7月28日記事参照)。ラゴス州の新規感染者数は7月以降、増減を繰り返しながらも横ばい傾向が続いている。6月11~16日の6日間、新規感染者数は1日平均で199人、検査実施数は同881件だった(添付資料図1、2参照)。7月15~21日の7日間では新規感染者数は1日平均131人に減少したが、検査実施数は同1,703件に増加した。8月19~25日の7日間では新規感染者数が同157人、検査数は同730件となっている。

宗教施設は8月7日からモスク、9日からキリスト教会が収容人数の50%を上限に再開が許可されている。3月末に閉鎖されてから約4カ月ぶりの再開となった。マスク着用と入場前の検温が義務付けられ、65歳以上は入場しないよう推奨されている。

ラゴス市街地のレストランは8月14日から店内での飲食サービスが可能となり、当面は座席数の50%が上限だ。ナイトクラブはまだ開店できない。人の移動の制限が緩和され、経済活動が再開する中で、感染拡大を抑制できるか試される。

(西澤成世)

(ナイジェリア)

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