2020年第4次補正予算が成立、新型コロナ被害克服と景気回復支援

(韓国)

ソウル発

2020年09月28日

韓国政府は9月22日、新型コロナウイルス感染被害の克服と景気回復を支援すべく、国会で2020年第4次補正予算案7兆8,000億ウォン(約7,020億円、1ウォン=約0.09円)を可決したと発表した。内訳は、(1)中小零細企業向け緊急支援パッケージ(3兆9,000億ウォン)、(2)緊急雇用安定パッケージ(1兆5,000億ウォン)、(3)低所得層向け緊急生計支援パッケージ(4,000億ウォン)、(4)緊急ケア支援パッケージ(1兆8,000億ウォン)、(5)緊急防疫支援パッケージ(2,000億ウォン)。

総額としては政府案どおり可決されたが、国会本会議では、防疫・教育や要保護児童・就労弱者・小規模事業者を支援する予算は増額となった一方で、携帯電話通信料金の引き下げ支援や行政支援経費、予備費などは減額となった。

また、韓国政府は小規模事業者支援金や緊急雇用安定支援金、児童特別ケア支援金など、今回の主要補正事業のいち早い実施のため、可能な限り「秋夕(チュソク)」連休(9月30日~10月4日)前に支給開始できるよう、効率的な事業執行に総力を挙げるとした。

〔諸一(ジェ・イル)〕

(韓国)

ビジネス短信 c9865da399342864