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BW州、自動車産業戦略会議で活動の進捗を評価

(ドイツ)

ミュンヘン発

2020年09月29日

ドイツ南部のバーデン・ビュルテンベルク(BW)州で9月17日、州内の自動車産業の構造転換について議論する「バーデン・ビュルテンベルク州自動車産業戦略会議外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」の上級委員会が開催された。2017年5月の活動開始以降の進捗を評価するとともに、「新型コロナ禍」の下で、構造転換をいかに進めるべきかを議論した。

今回の会議には、ビンフリード・クレッチマンBW州首相、ニコル・ホフマイスター・クラウトBW州経済・労働・住宅相に加え、州内に本社を有する自動車・同部品大手のダイムラー、ポルシェ、ボッシュや州内の充電インフラを整備するバーデン・ビュルテンベルク電力(EnBW)などが参加した。

クレッチマン州首相は会議で「自動車は再発明される」と発言し、デジタル化と脱炭素化がカギになるとした。また、新たな駆動技術への対応のため、蓄電池、水素・燃料電池、合成燃料に積極的に投資していく点を強調した。州政府はこれまでに、同会議の枠組みの中で1億7,500万ユーロ以上を拠出、今後もさらなる投資を予定するという。また、クレッチマン州首相はこれまでの具体的成果として、都市部における急速充電施設の拡充(2020年8月11日記事参照)、中小企業を支援するプラットフォーム設立(2020年8月19日記事参照)などを挙げた。

会議に参加したダイムラーのオラ・ケレニウス会長は「本会議は構造転換を成し遂げるための良い基盤をつくった」と発言した。また、ポルシェのオリバー・ブルーメ会長は「パリ協定の目標を達成するためには、電気自動車がさらに普及する必要がある」とした。さらに、ボッシュのフォルクマル・デナー会長は、既に普及しているガソリン車やディーゼル車が気候中立で走行できる合成燃料の重要性を指摘し、水素を使用する合成燃料開発に取り組んでいるとした。

本会議は、デジタル化、エネルギーなど6つの分野の委員会があり、2024年までに具体的な措置やプロジェクトにつなげることを目標とする。大きく3つのフェーズに分かれており、今回の上級委員会の開催をもって、これまでのプロジェクトを具体化する第3段階の「可視化フェーズ」に入る。それぞれの委員会には、約300の州内企業、団体、研究機関などが参加、蓄電池技術、水素・燃料電池技術、自動運転、デジタル化、中小企業へのノウハウ移転などの分野で、約45のプロジェクトがある。個々のプロジェクトは、今回発表された「バーデン・ビュルテンベルク州自動車産業戦略会議・第3回進捗報告PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)」(ドイツ語のみ)で確認できる。

(クラウディア・フェンデル、高塚一)

(ドイツ)

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