チリ政府、独立記念日の連休に係る特別措置を発表

(チリ)

サンティアゴ発

2020年09月14日

チリ政府は9月7日、チリの独立記念日を含む9月18日から20日までの3連休の特別措置を発表した。内容は以下のとおり。

  • 夜間外出禁止令(Toque de queda)の開始時間を通常午後11時のところ午後9時とする。
  • 独立記念日に関連する大規模な祭事や、出店などの禁止。
  • 州間の往来禁止。
  • 首都圏州、バルパライソ州、ビオビオ州コンセプシオン市、アラウカニア州テムコ市、パドレ・ラス・カサス市に対し衛生防疫線を設置し、人々の往来を監視する。
  • 自宅などの屋内施設の場合、居住者を除いて最大5人まで招き入れることが許可される。公園や広場などの屋外での集会については、最大10人まで参加可能。
  • 規制緩和計画(2020年7月27日記事参照)の第2段階である移行期(Transición)の対象地域居住者は、3連休のうち、1度のみ6時間の特別外出許可を申請することができる。
  • 同計画の第3段階の準備期(Preparación)、第4段階の開放初期(Apertura Inicial)、5段階の開放後期(Apertura Avanzada)の対象地域居住者は、第2段階の対象地域に移動する場合に限り、特別外出許可を取得する必要がある。
  • 同計画の第1段階である義務的自宅待機措置(Cuarentena)の対象地域居住者の外出は許可されず。また、第2~5段階の対象地域居住者は、第1段階の地域に移動することはできない。

チリでは、独立記念日を家族や親戚などと集まって盛大に祝うことが通例だが、2020年は新型コロナウイルスが国内でまん延している状況を踏まえ、政府は、十分な感染予防と集会の小規模化を国民に呼び掛けている。

(岡戸美澪)

(チリ)

ビジネス短信 921049010ae10842