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憲法評議会、4人の大統領選候補者を公示

(コートジボワール)

アビジャン発

2020年09月25日

コートジボワールでは、10月31日に予定されている大統領選挙を前に、現職のアラサン・ワタラ大統領の3期目立候補(2020年8月13日記事参照)に反対する抗議デモが相次いでいる。憲法評議会は9月14日、大統領選挙候補者の被選挙資格審査結果を発表した。候補者44人のうち、与党連合「民主主義と平和のためのウッフェ主義者連合(RHDP)」公認候補のアラサン・ワタラ大統領、与党連合から離脱した「コートジボワール民主党(PDCI)」公認候補のコナン・ベディエ元大統領、主要野党「イボワリアン人民戦線(FPI/アフィ・ンゲッサン派)」公認候補のアフィ・ンゲッサン元首相、無所属候補のクアディオ・コナン・ベルテン氏の4人の資格を認定し、公示した。

一方、国際刑事裁判所(ICC)に起訴され、その後無罪となったものの、保護観察下にあるローラン・バグボ前大統領と、逮捕状が発出され亡命を余儀なくされているギヨーム・ソロ前国民議会議長は、国内の裁判でそれぞれ有罪判決を受けて公民権が停止されていることを理由に資格を否認された。また、与党連合を離脱した「コートジボワール民主平和連合(UDPCI)」のマブリ・トワケス党首、ワタラ大統領の側近で3月に辞職したアモン・タノ前外相、「共和国の自由と民主主義党(LIDER)」のママドウ・クリバリ元国民議会議長を含む多くの候補者は、推薦人名簿の不備や供託金5,000万CFAフラン(約1,000万円、1CFAフラン=約0.2円)の未納などを理由に資格を否認された。

主要野党や労働組合、市民社会の合流グループは9月20日、現職大統領の3選禁止を規定する憲法に違反し、ワタラ大統領の被選挙資格が認められたことや、条件を満たす候補者の資格が否認されたことなど、憲法評議会が不当な干渉をしているとする声明を発表。今後の選挙プロセス、特に選挙結果の認定の際の判定能力を保証できないとし、憲法評議会の解散と法に基づく公正な司法権の独立を要求した。

ワタラ大統領の立候補をめぐってはこれまでも、与野党、有識者の間で批判合戦が繰り広げられていたが、今回正式に立候補資格を認定されたことで、抗議行動が激化することが予想される。政府は9月30日まで公共の場でのデモ集会を禁止しているが、各地で断続的な抗議行動が行われ、鎮圧に当たった治安部隊とデモ隊の衝突で死傷者が報告されている。

(渡辺久美子)

(コートジボワール)

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