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最新の経済見通し、マイナス成長の勢いがやや弱まる

(アルゼンチン)

ブエノスアイレス発

2020年09月18日

アルゼンチン中央銀行は9月4日、国内外41人の民間エコノミストを対象に8月27~31日に実施したアンケート結果に基づき、最新の経済見通しの集計中央値(REM)を発表した。

インフレ率の予測では、2020年末には37.8%(前回比1.7ポイント減)になるとみている。4月に44.4%を記録して以降、毎月緩やかな低下傾向になっている。月間インフレ率を見ると、7月単月は2.4%と予測されていたが、実際には1.9%だった。8月単月は2.7%(前回比0.3ポイント減)、9月3.3%(0.2ポイント減)、10月3.7%(0.1ポイント減)、11月3.8%(0.2ポイント減)と、短期的には抑制傾向が続くとみている。ただし、12月には4.2%へ上昇する予測だ。今後12カ月間のインフレ率は51.2%で、前回の予測と同様に50%を超える高率となっている。長期的には、2021年47.1%(0.4ポイント増)、2022年35.5%(0.1ポイント増)と、引き続き複数年にわたってインフレ率予測に改善は見られない。

実質GDP成長率予測では、2020年が前回予測よりさらに0.5ポイント回復してマイナス12.0%となっている(2020年8月13日記事参照)。四半期ごとでは、季節調整前ながら、第2四半期(4~6月)が前期比マイナス16.6%(前回比0.4ポイント回復)だが、第3四半期(7~9月)から8.7%(0.7ポイント増)のプラス成長に転じ、第4四半期(10~12月)も5.1%(0.9ポイント減)のプラスとなる予測。エコノミストらは、新型コロナウイルス感染拡大による経済への影響は2020年第3四半期には弱まり、回復に向かうとみている。なお、REMでは、2021年の成長率は5.6%(変化なし)、2022年は2.5%(0.1ポイント増)との見通しになっている。

今回の結果から、回答したエコノミストの多くは「経済の落ち込みは減速し、インフレ率は今後緩やかに低下する」とみていると言えそうだ。

為替相場では、2020年末には1ドル84.3ペソ(前回比2.2ペソ高)、2021年2月には90ペソを超え、2022年末には122ペソとなる予測が含まれた。

(山木シルビア)

(アルゼンチン)

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