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モーリシャス、国境の段階的再開を発表

(モーリシャス、南アフリカ共和国)

ヨハネスブルク発

2020年09月14日

モーリシャスのプラビン・クマール・ジャグナット首相は、8月31日に国民に向けたテレビ演説で、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため3月中旬から封鎖していた国境を、今後、段階的に再開していく計画を発表した。9月30日までの第1フェーズは外国に滞在しているモーリシャス人の帰国便を、10月1日からの第2フェーズでは、感染対策が十分とみなされる指定国との往来を可能にする。指定国については9月11日現在、発表されていない。第3フェーズは、国境の完全な再開となるが、新型コロナの状況次第とし、具体的な時期はいまだ定められていない。

IMFが6月に発表した推計では、モーリシャスの2020年の実質GDP成長率はマイナス12.2%とコロナ禍の深刻な影響が予想されている。モーリシャス政府は、同国経済にとって重要な産業である観光をいち早く再開させたい考えで、ホテル関係者などへの新型コロナウイルス感染対策のトレーニングの実施など、観光客の受け入れ再開に向けた取り組みを強化している。

また、7月25日にモーリシャス沿岸で座礁した貨物船「WAKASHIO」の油流出事故で、観光客への風評被害の広がりや、同国のGDPの約15%を占める漁業および水産加工業への影響などが懸念されており、モーリシャス政府は、漁業関係者に対して賃金補償の政策を打ち出している。日本政府も、国際緊急援助隊を続けて現場に派遣するなどの対応を行っており、9月7日には、茂木敏充外相とジャグナット首相が電話会談を行い、復旧復興のための政府間の緊密な連携を行っていくことで合意した。

モーリシャスに進出する豊田通商のグループ会社4社(トヨタ・モーリシャス、キャップストーン、CFAOモーターモーリシャス、ツウショウキャピタルモーリシャス)も、今回の油除去活動を現地NGOのエコサッド(Eco Sud)が主催するオイルフェンス作製のボランティアに社員が参加するなどの活動を行っており、油除去活動のため作業着、グローブ、ブーツ、マスクなどの1万ドル相当の物品を前述の4社からエコサッドの活動のために寄贈した。

写真 ボランティア活動の様子(トヨタ・モーリシャス提供)

ボランティア活動の様子(トヨタ・モーリシャス提供)

(蓑和希典、上田勲)

(モーリシャス、南アフリカ共和国)

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