華東地域3省の2020年上半期GRP、いずれもプラス成長

(中国)

上海発

2020年08月07日

中国・華東地域3省の江蘇省、浙江省、安徽省は7月20日~21日(注1)に、2020年上半期の主要経済指標を発表した。域内総生産(GRP)について、江蘇省が前年同期比0.9%増の4兆6,723億元(約70兆845億円、1元=約15円)、浙江省が0.5%増の2兆9,087億元、安徽省が0.7%増の1兆7,551億元となり(添付資料表参照)、3省とも成長率がプラスに転じ、中国全体の成長率(マイナス1.6%)を上回った。

江蘇省のGRPを産業別にみると、インターネット関連やハイテク産業が好調で、ネットによる小売販売額は31.7%増、宿泊と飲食業のネットによる収入額は33.3%増だった。また、ハイテク製造業が8.8%増、装備製造業が3.1%増だった。

浙江省では、一定規模以上の企業(注2)の工業生産付加価値額は前年同期比0.3%増の7,422億元となった。このうち、3Dプリンター(9倍)、光ファイバー(90.4%増)、工業ロボット(36.4%増)、サーバー(25.7%増)、ソーラーパネル(23.5%増)、スマホ(23.2%増)の生産量が特に高い伸びを示した。

安徽省は、電子情報やIT業などの業界の発展が好調で、インターネットによる商品小売額は38.7%増、宅配サービスの業務量も33.2%増加した。

社会消費品小売総額は、3省全てが前年同期比でマイナスだったが、第1四半期(1~3月)の2桁減の状態から改善した。政府関係者は上半期のGRPがプラスに転じたことについて、公共投資や消費刺激策など各種の景気対策の効果がみられたことや、企業の事業活動の再開で操業状況が改善されたことなどを理由に挙げた。

(注1)江蘇省は7月20日、浙江省と安徽省は7月21日に発表。

(注2)一定規模以上の企業とは、その年の主な業務による売上高が2,000万元以上の工業企業を指す。

(呉秀媛、龐婷婷、侯恩東)

(中国)

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