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ジュネーブ州、新たな自転車シェアリングサービスを開始

(スイス)

ジュネーブ発

2020年08月27日

スイス・ジュネーブ州で、新たな自転車シェアリングサービス「ベロ・パルタージュ(Vélo Partage)」が8月18日に誕生した。ジュネーブ州内の20自治体がサービスに参画し、合計200台の自転車(電気自転車60台を含む)が配備された。利用者は、専用のスマートフォン用アプリ―ケションを用いて自転車をレンタルすることができ、州内に設置された127カ所のステーションのどこにでも返却が可能だ。

運用は、自転車や徒歩などの「ソフトモビリティ」を推進する非営利団体ジュネーブルールと、デンマークの自転車シェアリングアプリケーション開発会社ドンキー・リパブリックが連携して行っている。ジュネーブルールは、自転車利用と、就業に困難を抱える人々の雇用創出を促進する団体で、本サービスにおいてはレンタル自転車とステーションのメンテナンスを担当する。2015年に設立されたドンキー・リパブリックは、欧州の60以上の都市でサービスを提供しており、スイスでは既にヌーシャテル、シオン、イベルドンに進出していた。

スイスでは、eスクーター(注)についてはライム(Lime)、バード(Bird)などがドイツ語圏のチューリヒやバーゼルで、自転車についてはスイス国鉄などが国内の複数都市でシェアリングサービスを展開しているが、これまでジュネーブ州においては目立ったサービスがなかった。

「ベロ・パルタージュ」は、2012年ごろから構想が始まっていたが、ジュネーブ州で委託先を決める入札などに時間を要し、今回ようやくサービスを開始した。新型コロナウイルス感染発生後、ジュネーブでは、経済活動再開に伴う渋滞の回避や、公共交通機関の中での感染を防ぐために自転車の活用を促進しており、自転車専用レーンを新たに作るなどの措置を講じていた(2020年6月9日記事参照)。「ベロ・パルタージュ」の開始により、ソフトモビリティ化がさらに進むことが期待される。サービスは今後、拡大の予定で、2023年までに自転車数を650台まで増やす見込みだ。レンタル料金は、9月30日までは1時間まで無料で、それ以降は1時間2スイス・フラン(約232円、CHF、1CHF=約116円)、10月1日以降は、15分で1.8CHF、1時間3.5CHF、1日13.8CHFの通常料金となる。

写真 ジュネーブ市内のレンタルステーション(ジェトロ撮影)

ジュネーブ市内のレンタルステーション(ジェトロ撮影)

(注)電動アシスト機能付きキックスクーター。

(城倉ふみ)

(スイス)

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