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ジュネーブ州の配車サービスのリモ、9月から事業再開

(スイス)

ジュネーブ発

2020年08月05日

スイスのジュネーブ州をベースに配車サービスを展開していたリモ(Lymo)は、同社の契約ドライバーとの契約を個人事業主としての処遇内容に改定することにより、9月からサービスを再開することが可能になったと7月20日に自社サイトで発表した。

ジュネーブ州では、ウーバー(Uber)のほか、カプテン(Kapten)、リモが配車サービスに参入している。各社のビジネスモデルは、個人事業主である契約ドライバーに業務を委託するというものだが、契約ドライバーが被雇用者とみなされるか、業務委託先なのかが事業上の争点となっていた。同州は2019年11月に、ウーバーの契約ドライバーには乗客の選定、運賃設定、走行ルートなどについて決定権がないことから、契約ドライバーは被雇用者だとして、ウーバーに対して州法に基づく社会保険加入などを求める通告を行った(2019年11月8日記事参照)。同社は、ジュネーブ行政上訴裁判所にこの通告に対する異議を申し立てた上で、事業を継続している状態だ。リモも2020年に入って、自動車保険を統括する団体SUVAから同様の指摘を受けており、5月に事業をいったん休止したことが報道されていた。カプテンは、2019年9月にスイスでの事業を無期限で休止している。

今回、リモは契約ドライバーに対して、運賃や就業日・時間などを各自で自由に定めることを認め、ドライバーが毎週リモに支払う一定額の手数料を以前の週35スイス・フラン(約4,025円、CHF、1CHF=約115円)から15CHFに引き下げる契約内容の見直しを行った。これにより、ドライバーは十分な独立性がある個人事業主になるとして、SUVAから了承が得られたとされている。なお、手数料に関しては、ウーバーの手数料が売り上げの27%であるのに比べて、リモは定額課金で、売り上げはドライバーの収入に、より直結する仕組みといえる。現在、ジュネーブ州におけるリモの契約ドライバー数は350人で、ユーザー数は1万5,500人と見込まれている。

(和田恭)

(スイス)

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