バングラデシュ政府、8月31日まで行動規制の延長を発表

(バングラデシュ)

ダッカ発

2020年08月05日

バングラデシュ政府は8月3日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、感染リスクに応じたゾーン別の行動規制の措置(2020年7月6日記事参照)を、8月31日まで措置を延長すると発表した。措置内容に大きな変更はないが、主な内容は以下のとおり(添付資料:ジェトロ仮英訳資料参照)。

  1. 午後10時~翌午前5時までは外出禁止(緊急時は除く)
  2. 外出時のマスク着用、ソーシャルディスタンスの確保を徹底し、違反者には法的措置を講じる
  3. 全ての店舗・モールの営業時間は、午後8時までとする。モールの入口では、検温、手洗施設、消毒などの手配をする必要がある。商品の購入にあたっては、Eコマースの利用を推奨する
  4. 政府機関、オフィス、銀行、工場などはガイドラインを順守した上で、操業することができる
  5. 公共交通機関は、保健省発行のガイドラインに沿い、運営することができる
  6. 全ての集会活動は禁止し、オンラインでの開催を優先する
  7. 感染状況が深刻な地域間の移動については制限する

バングラデシュでは、8月4日時点で累積感染者24万2,102人、死者3,184人が確認されているが、回復者は13万7,905人と感染者数の57%まで上昇している〔バングラデシュ伝染病研究所(IEDCR)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます〕。

(安藤裕二)

(バングラデシュ)

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