韓国銀行、米FRBとの為替スワップ契約期間を延長

(韓国、米国)

ソウル発

2020年08月04日

韓国銀行(中央銀行)は7月31日、3月19日に締結した米国連邦準備理事会(米FRB)との600億ドル規模の2国間為替スワップ契約期間を6カ月延長すると発表した(2020年3月24日記事参照)。

同行によると、同契約は急激に加速した外国為替市場におけるドル資金の逼迫解消を目的としており、当初の期限は9月30日までだったが、新型コロナウイルスによる不確実性が持続していると判断し、6カ月の延長に合意した。延長後の期限は2021年3月31日までとなる。

また、同行は3月19日の同契約締結後、韓国金融市場でのドル資金調達への不安が緩和され、株価が反騰し、韓国ウォンが対米ドルで上昇に転じるなど、直ちに反応があったと説明し、今後とも同契約が国内為替市場および金融市場の安定化に貢献すると期待感を示した。

〔諸一(ジェ・イル)〕

(韓国、米国)

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