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製造業は第3四半期に生産・受注が回復の見込み

(ベトナム)

アジア大洋州課

2020年07月08日

ベトナム統計総局は6月26日、製造業および建設業の2020年第2四半期および第3四半期の生産経営動向に関する報告書を公表した。両調査は製造業6,500社、建設業6,600社を対象にしたサンプル調査に基づくもの。

製造業に関する報告書では、第3四半期に生産・新規受注の改善が見込まれていることが明らかになった。具体的には、生産量が「前四半期に比べ増加する(注)」と答えた企業の割合は第2四半期に29.7%だったのが、第3四半期では48.8%に増えた。また、新規受注に関しても、「増加する」が第2四半期の24.7%から第3四半期には45.1%に増えた。

製造業は、4月にベトナム全国で実施された外出制限措置の中においても、感染防止策を講ずることで操業が認められていたが、第2四半期の工業生産額は前年同期比0.74%増(2019年第1半期は9.1%増)と低迷していた。報告書では、第2四半期の生産に影響を及ぼした要因について分析し、(1)国内市場での激しい競争(企業回答率:53.6%)、(2)国内需要の低迷(50.4%)、(3)資金面での困難(33.5%)、(4)海外需要の低迷(28.2%)、(5)原材料・燃料の不足(27.4%)を上位に挙げた。新型コロナウイルスの感染拡大が、販売、調達、財務の幅広い面で企業活動に影響を及ぼしたことがうかがえる。

建設業は第3四半期も低迷が続く見込み

また、建設業の報告書では、経営状況が「改善する」と答えた企業の割合は、第2四半期が11.3%、第3四半期が16.3%にとどまり、製造業に比べて建設業の経営環境の厳しさがみえる。政府は経済の回復に向けて、公共投資の執行を強化しており、上半期の公共投資額は前年同期比7.4%増(2019年上半期は2.8%増)と堅調だったが、全体の投資額は3.4%増(2019年上半期は10.2%増)と低迷している。報告書では、政府への提言として、(1)検収や引き渡しに関する手続きの簡素化、(2)当局による検査や調査の縮小または停止、(3)政府支援へのアクセスの円滑化、(4)金利の削減、債務期間の延長、税金や社会保険料の減免、の実施を求めた。

(注)以下、「増加する」「減少する」など、かっこ書きで変化を表している場合は前四半期との比較を意味する。

(北嶋誠士)

(ベトナム)

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