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段階的な事業再開に向けて外出禁止令を緩和

(アルゼンチン)

ブエノスアイレス発

2020年07月20日

アルベルト・フェルナンデス大統領は7月17日、記者会見を行い、新型コロナウイルス感染拡大の影響により3月20日から120日間にわたり実施している外出禁止令を緩和していく方針を示し、「7月18日から8月2日にかけて、段階的に活動の再開を行う」と発表した。

18日には、必要緊急大統領令(DNU)605/2020号外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを公布した。主な措置は以下のとおり。

  • ブエノスアイレス首都圏(AMBA、ブエノスアイレス市およびブエノスアイレス州周辺35都市で構成される地域)、北部フフイ州、北部チャコ州の一部においては、引き続き8月2日まで強制隔離措置を継続する。その他の地域は、ソーシャルディスタンス(社会的距離)を保つ。
  • 強制隔離措置の例外として、操業を停止することができない産業、バイオ燃料生産、建築材販売、鉱業および林業、家具、農業機械類などの生産、必要不可欠業種が必要とするサービス、工業団地における経済活動、当局の事前許可を取得した輸出産業、掘削および解体作業、東京オリンピックに出場が確定している選手の練習用の外出、などが加わる。
  • その他の経済活動を例外措置として認めてもらうには、衛生上のプロトコル(手順)を順守し、企業は、各州政府、次いで連邦衛生当局の承認を得る必要がある。
  • 娯楽・スポーツ・宗教・文化的イベント、映画館、劇場、文化センター、観光業、他都市や他国をつなぐ公共交通機関を利用した移動は引き続き禁止。ソーシャルディスタンスを保たなければならない地域では、10人までの娯楽・スポーツ・宗教・文化的イベントが認められる。外国人非居住者による入国は、引き続き8月2日まで禁止する。
  • AMBA地域では、必要不可欠な活動に従事する者以外は、公共交通機関の利用は引き続き認められない。

また、ブエノスアイレス市政府は17日、6段階で構成される「市の段階的な再開のための総合計画PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)」を発表した。20日から8月3日までの第1段階では、屋外での運動、公園などの再開、弁護士事務所、精神科医・カウンセリング、美容院、靴屋・アパレル店などを含む商店などの再開を徐々に許可していく方針。

写真 ブエノスアイレス市運営屋外市場で人との距離を置く市民(ジェトロ撮影)

ブエノスアイレス市運営屋外市場で人との距離を置く市民(ジェトロ撮影)

ブエノスアイレス州政府は、20日から、衛生上のプロトコルを順守し、全ての生産業の再開を許可する。商店および法律・税務などの専門サービスも徐々に再開していく方針と発表した。なお、ブエノスアイレス市に所在する企業の場合、同市政府の指針に従う必要がある。

保健省によれば、7月19日午前時点の全国の感染者数は12万2,524人で、特にAMBA地域において、1日3,000人を超える感染拡大が確認されている。しかし、フェルナンデス大統領は、2週間の隔離措置の厳格化(2020年6月29日記事参照)を行ったことによって、感染者が2倍になるまでの日数が6月25日の14.3日から7月14日には24.6日まで改善できたなど、一定の成果などを説明し、今回の決定に至ったと主張した。

(山木シルビア)

(アルゼンチン)

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