上半期の輸出入、新型コロナウイルスの影響でともに減少

(韓国)

ソウル発

2020年07月28日

韓国貿易協会は7月20日、2020年上半期(1~6月)の輸出入統計を発表した。それによると、輸出は前年同期比11.3%減の2,406億4,200万ドル、輸入は9.0%減の2,298億4,500万ドルだった。貿易黒字は前年同期より77億8,100万ドルが減少したものの、107億9,700万ドルを記録した。

輸出を品目別(韓国独自コードのMTI3桁ベース)にみると、主要品目の半導体、自動車、石油製品などが軒並みに減少した(添付資料表1参照)。

地域別にみると、全ての地域が減少した(添付資料表2参照)。国別では、中国が平板ディスプレー・センサー、石油製品などが減少し、前年同期比6.4%減となり、米国は自動車、自動車部品、無線通信機器などが減少し、6.3%減となった。日本は、石油製品や鉄鋼板、半導体などが減少し、10.1%減だった。

輸入を品目別にみると、半導体製造装置、コンピュータ、自動車を除く主要品目が軒並み減少した(添付資料表3参照)。

地域別にみると、欧州を除く全ての地域が減少した(添付資料表4参照)。国別では、中国が半導体や精密化学原料などを中心に前年同期比5.0%減となり、米国は原油、半導体などが減少し、0.4%減だった。日本は半導体や鉄鋼板などが減少し、9.9%減となった。日本産の半導体関連素材の輸入については、フッ化水素が87.9%減の400万ドルとなった一方で、レジストが30.4%増の1億6,600万ドル、フッ化ポリイミドが7.7%増の1,600万ドルだった。

〔諸一(ジェ・イル)〕

(韓国)

ビジネス短信 c3bd64dd8d6a3d24