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AMLO大統領が初の外国訪問、トランプ大統領とUSMCAへの期待を確認

(メキシコ、米国)

メキシコ発

2020年07月10日

メキシコのアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール(AMLO)大統領は7月7日、2018年12月の大統領就任後初めての外国訪問に臨み、米国ワシントンに到着した。8日に、トランプ大統領との会談と共同記者会見が行われた。この訪米の主目的は、7月1日に発効した米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)による経済効果への期待を、トランプ大統領と確認するためだ。

記者会見で、AMLO大統領は「新協定は北米3カ国の強い統合によって、域外からの輸入を域内生産で代替することで経済を活性化し、雇用を創出することができる」と、域内統合の重要性を述べた。また、「(自動車・同部品の協定国への無関税の輸出のために)引き上げられた域内調達率や、賃金と労働条件の改善が達成されれば、メキシコへの投資がさらに活性化する」とし、厳格化された自動車分野の原産地規則によって、結果的には北米域外からの投資の呼び込みにつながる、とコメントした。共同宣言においても、「両国で新型コロナの感染が拡大しはじめた3月から、陸路国境の往来はビジネス関係者に限定されているが、生産物資の相互供給は続けられており、サプライチェーンを守る措置は取られている。USMCAはそうした貿易の確実性や信頼をさらに確固とする協定となる」と記された。

新型コロナ対策について具体的な協力内容に言及なし

既に米国からメキシコには、人工呼吸器などの新型コロナウイルス感染症の治療に必要な医療機器が提供されている。両大統領はその点について触れたものの、今後の協力内容や対策方法について、具体的な言及はなかった。共同声明においても、「両国は国民の健康や治安、経済活動再開への挑戦に関して緊密に連携していく」との表現にとどまった。また、トランプ大統領は米国への移民制限政策について特に言及をしなかったものの、AMLO大統領は「米国内のメキシコ系移民3,800万人は、米国内の労働力に貢献し、同国の経済発展に貢献している」と発言した。

今回のAMLO大統領の訪米について、メキシコの主要各紙では、初の外国訪問先として最大の貿易相手国である米国を選び、トランプ大統領とUSMCA発効の業績と期待を確認できたものの、それ以上の成果は特段なく終了した、という論調になっている。

(志賀大祐)

(メキシコ、米国)

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