上海市、2020年の法定最低賃金は調整せず

(中国 )

中国北アジア課

2020年07月14日

上海市人力資源・社会保障局は6月19日、2020年の上海市の法定最低賃金を調整しないと発表した。全日制就業労働者(正社員)の月給は2,480元(約3万7,200円、1元=約15円)、労働時間が1日4時間で週24時間以内の非全日制労働者(パート)の最低時給賃金は22元と、2019年の水準を維持する(2019年4月1日記事、添付資料表参照)。

上海市では、1993年に最低賃金制度を導入して以来、ほぼ毎年、法定最低賃金を引き上げてきた。この間で引き上げなかったのは、世界金融危機が発生した直後の2009年のみだ。上海市人力資源・社会保障局は法定最低賃金を調整しなかった理由について、新型コロナウイルスによる経済への影響を考慮し、上海市や労働関係部門と研究した結果に基づくとしている。

上海市の正社員の月給の上昇率について、2010~2015年までは10%以上、2016~2018年以降は5~8%台、2019年は2.5%増と近年は鈍化傾向が続いているが、中国各省・市の最低賃金(中国人力資源・社会保障部のウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます参照、3月31日時点)と比較すると、依然として最も高い水準となっている。

(方越)

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