米国映画見本市AFM、オンライン開催および日程変更を発表

(米国)

ロサンゼルス発

2020年07月16日

米国ロサンゼルスを拠点とする、インディペンデント映画およびテレビ作品の業界団体インディペンデント・フィルム・アンド・テレビジョン・アライアンス(IFTA)は、同団体が毎年主催する映画見本市アメリカン・フィルム・マーケット(AFM)について、今年はオンライン開催とすることを発表した。

発表によると、2020年のAFM(AFM 2020 Online)は、当初予定の11月3~8日の開催日程を変更し、11月9~13日の5日間で開催する。IFTAはこの変更について、米国大統領選挙の日程との重複を避けるため、と説明している。

IFTAのマイケル・ライアン会長は「AFM 2020 Onlineは、世界の映画コミュニティーにとって例年同様に、ミーティングや知識共有、コラボレーション、そして新しい映画を発見する場として、成功のための重要な機会となるだろう」との声明を発表した。

AFMは世界で最大規模の映画見本市で、2019年は世界70以上の国・地域から約7,000人の映画関係者が出席している。2020年の世界の大手映画見本市は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、オンライン開催が進んでおり、毎年フランスのカンヌで行われているマルシェ・ド・フィルムは6月22~26日にオンライン開催された。また、2020年3月に開催予定だった香港フィルマートは8月26~29日にオンラインで開催予定と発表されている。

(トーレス久美子)

(米国)

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