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ISO、リチウムの専門委員会を新設する中国の提案を承認

(スイス、世界)

ジュネーブ発

2020年07月17日

国際標準化機関(ISO、在ジュネーブ)は6月29日、新たにリチウムのISO規格を作成する専門委員会(Technical Committee:TC)を設置するという中国の提案を承認した。これにより、ISO/ TC 333(リチウム)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますが設置された。委員会の幹事局は、提案国の中国が務める。

リチウムは、電気自動車のバッテリーなどに用いられる、欧州にとって重要な材料の1つ。委員会には、リチウムの主な生産国のほか、欧州からもフィンランド、スウェーデン、英国、ベルギーが参加する。ドイツはオブザーバー参加だが、非鉄金属の標準化を担当する委員会(DIN-Normenausschuss Nichteisenmetalle、FNNE)にTC 333を追う作業グループの設置を決定、国内対応の準備を進めている。

【TC 333に参加を表明した国(11カ国)】

中国(幹事国)、アルゼンチン、オーストラリア、ボリビア、チリ、コンゴ民主共和国、フィンランド、スウェーデン、英国、ベルギー、ジンバブエ

【投票権を持たないオブザーバー国(14カ国)】

オーストリア、カナダ、チェコ、ドイツ、インド、イラン、イタリア、韓国、モーリシャス、オランダ、ポーランド、スペイン、シリア、米国

専門委員会の作業範囲

リチウムの採掘、濃縮、抽出、分離、および有用なリチウム化合物/材料(酸化物、塩、金属、母合金、リチウムイオン電池の材料など)への変換の分野における標準化を行う。作業プログラムは、用語、輸送の困難を克服するための納品技術、リチウム製品の一般的な品質を向上させるための統一試験および分析方法などを含む。バッテリーは部品のため対象外。

規格の種類

中国が提案しているISO規格のカテゴリーは主に3つ。

(1)基本規格

  • 用語と定義
  • 包装・表示・輸送・保管

(2)試験方法、分析方法の規格

  • リチウム濃縮物、金属、化合物および材料の化学分析
  • 濃縮リチウムの粒子サイズ、比表面積の決定

(3)製品規格

(1)基本規格と(2)試験方法、分析方法の規格を優先し、2020年末までの新作業項目の提案(NP:New work item proposal)を目指す。

(小谷由紀子)

(スイス、世界)

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