40カ国から261人が参加し、「ジャパン・ハッカソン」を京都で開催

(日本、京都)

京都発

2020年07月13日

京都府、京都大学起業部インターナショナルらは6月26~28日、オンラインでのハッカソンイベント「ジャパン・ハッカソン」を開催した(注1)。40カ国から261人が参加し、3日間のハッカソンを経て11のチームがピッチを行った結果、宿題のソーシャル化アプリを提案したチーム「Odaiba」が優勝した。

起業に関心のある学生・留学生らで構成される京都大学起業部インターナショナルが企画した今回の全編英語のハッカソンは、当初京都で実際の開催を予定していた。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、オンラインで実施することになった。その結果、シンガポールから参加の10歳の少女を含め、さまざまな国籍、年代の人々から申し込みがあり、多様性にあふれるイベントとなった。

ハッカソンでは、京都府賞(賞金50万円)、マネーフォワード賞(賞金10万円)、Startup Capital Kyoto賞(企業サポート等の副賞)が設けられ、最終日には、審査員を前に各チームが熱のこもったピッチを実施した。京都府賞をチームOdaibaが受賞したほか、マネーフォワード賞をイラクの建設業の人材マッチングアプリを開発したBinaが、Startup Capital Kyoto賞はオンラインコミュニケーションプラットフォームを提案した京都での起業を目指すウクライナ人のチームSimulacrumがそれぞれ受賞した。

ハッカソンの様子はフェイスブックページ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで見ることができる。

写真 オンラインで行われた閉会式の様子(京都大学起業部インターナショナル提供)

オンラインで行われた閉会式の様子(京都大学起業部インターナショナル提供)

(注1)ハッカソンとは、ハック(hack)とマラソン(marathon)を組み合わせた造語とされ、ソフトウエア開発の関係者などが、 短期間に集中的に開発作業を行うイベントを指す。

(注2)Startup Capital Kyotoは、京都府、京都市、ジェトロ京都らからなる京都海外ビジネスセンターを窓口に2020年4月に運用を開始した「スタートアップビザ」制度にかかる支援イニシアチブ。LinkedIn外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますFacebook外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますにページを立ち上げ、英語で海外向けに京都のエコシステムの発信を行っている。

(牧野直史)

(日本、京都)

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