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経済・エネルギー省とバイエルン州、BMWの蓄電池研究に6,000万ユーロ助成

(ドイツ)

ミュンヘン発

2020年07月30日

経済・エネルギー省とバイエルン州経済・開発・エネルギー省は7月29日、BMWの蓄電池研究に対し、総額6,000万ユーロを助成することを発表した。経済・エネルギー省が助成額の7割、バイエルン州が3割を負担する。

BMWは今回の助成を受けて、ミュンヘン近郊のパルスドルフに、蓄電池生産の試験工場を建設する。同工場は2022年後半に稼働予定だ。面積は1万4,000平方メートル。投資総額は約1億1,000万ユーロで約50人の雇用を予定する。新設する工場では、原料の選定、物質構成、デザイン、リサイクルを考慮したリチウムイオン電池用セルの生産を目指す。

フベルト・アイバンガー・バイエルン州経済・開発・エネルギー相は今回の助成について、「バイエルン州とドイツにとって蓄電池は重要な分野」とした上で、「今回の助成により、リチウムイオン電池用セルの研究開発、大量生産が決定的に強化される」とコメントした。

今回のBMWへの助成は、欧州委員会が2019年12月に承認した「欧州共通利益に適合する重要プロジェクト(IPCEI)」(2019年12月10日記事参照)の一環。このプロジェクトでは、7カ国17のプロジェクト参画企業に対し最大32億ユーロの国家補助が認められる。ドイツからは5社が参画している。

連邦政府はIPCEIの枠組みでの蓄電池研究・生産への助成として、総額15億ユーロを確保している。第1弾として、2020年6月、ファルタへの総額3億ユーロの助成が発表されている(2020年7月9日記事参照)。

政府は2030年までに国内で700万から1,000万台の電気自動車(EV)の導入を目標に掲げる。BMWは2023年までに25のEVモデルを市場投入の予定で、2021年までに欧州で販売される同社グループの車両の4分の1、2025年には3分の1、2030年に半分を電気駆動とする目標を持つ。なお、BMWグループの欧州での乗用車出荷台数は108万3,700台(2019年)となっている。

BMWは2019年11月、ミュンヘンに蓄電池セル・コンピテンスセンターを開設、蓄電池の物質構成とデザイン、大量生産などを研究している。同社は蓄電池分野で、スウェーデンのノースボルト、ベルギーのユミコアと提携するなど、他社との連携も同時に進めている。

(高塚一)

(ドイツ)

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