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2020年第1四半期のGDP成長率は4.5%

(トルコ)

イスタンブール発

2020年06月04日

トルコ統計機構(TUIK)の発表(5月29日)によると、2020年第1四半期(1~3月)の実質GDP成長率は、市場予測(5.2%)を下回る前年同期比4.5%となった。新型コロナウイルスによる急激な景気減速に先立つ、消費拡大に牽引された。

消費が牽引するも投資は7四半期連続のマイナス

第1四半期の成長率は、金融緩和による前年第4四半期からの信用拡大を背景に、民間および政府の消費支出が牽引した。季節・日数調整後の成長率(前期比、年率換算)でも0.6%と、わずかながらも予想を上回る伸びになった。ただ、前年第4四半期の1.9%には及ばなかった。

支出項目別にみると、GDPの最大項目である家計最終消費支出は前年同期比で5.1%増と、前期の6.8%増から鈍化したものの、コロナ禍に先立つ力強い成長となった。また、政府最終消費支出も6.2%増と伸びているが、これは3月の医療関連などのコロナ対策に伴う支出も寄与したもよう(添付資料表1参照)。

他方、民間投資を含む総固定資本形成は、改善がみられた前期の0.6%減から1.4%減と引き戻され、7四半期連続のマイナスとなり、建設を中心に民間の投資意欲は消費ほどの回復をみせなかった。また、輸出は1.0%減、輸入が22.1%増で、通貨安の外需(ネット輸出)に対する寄与は薄まった。

生産部門別にみると、これまで経済の牽引力となっていた建設が、前期からは改善がみられるものの、1.5%減と低迷が続いている。他方、建設以外はプラス成長となり、特に情報通信業が10.7%増と好調だった。また、製造業も6.7%増と前期に比べて改善している。一方で、サービス業は3.4%増、金融・保険業は1.6%増で、前期に比べると減速している(添付資料表2参照)。

第4四半期から成長回復基調

2019年第4四半期からの力強い回復によって、2018年8月から続く景気低迷の影響をいったんは脱したが、「コロナ禍」の影響で、2020年第2四半期には2桁台のマイナスが予想されており、通年でも3~5%のマイナス成長になるとみられている。しかし、アルバイラク国庫・経済相は、第3四半期からの輸出、観光、内需の力強い上昇によって、最終的にはプラス成長になると期待している、と述べた。

(中島敏博)

(トルコ)

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