元テヘラン市長のガリバフ氏が国会議長に就任

(イラン)

テヘラン発

2020年06月01日

5月27日、イラン国会議長に元テヘラン市長のモハンマド・バーゲル・ガリバフ氏が就任した。

ガリバフ氏は1961年生まれ、イラン北東部のホラサーン州出身。革命防衛隊入隊後、18歳の時にイラン・イラク戦争に参加。その後、各部隊の指揮官、副司令官、少将などを歴任し、革命防衛隊の幹部を務めた。1999年、イラン警察(The Law Enforcement Force of the Islamic Republic of Iran)の長官に就任。2005年の大統領選に出馬するも落選(アフマディネジャド大統領(当時)が当選)。その後、テヘラン市長選挙に勝利し、2018年まで3期12年間、同市長を務めた。

2013年および2017年にも大統領選挙に立候補するが、いずれもローハニ現大統領に敗北。

2020年2月に実施された国会議員選挙では、保守強硬派として投票数第1位で当選。今回、国会議長に選出された。

(中村志信)

(イラン)

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