「新型コロナ」による入国制限を緩和、第三国からの入国申請受付再開

(スイス)

ジュネーブ発

2020年06月26日

連邦参事会(内閣)は6月24日、EUおよびEFTA、英国以外の第三国からのビザ申請の受付を7月6日に再開することを発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。

シェンゲン協定加盟国間での新型コロナウイルスの影響による入国制限措置は6月15日に解除されており、EU/EFTA諸国および英国との人の自由移動も同日付で再開されている(2020年6月10日記事参照)。感染が落ち着いて来たことから、連邦参事会は次のステップとして、7月6日に第三国からの91日以上の長期滞在を伴う労働、教育、訓練、年金生活などのための入国申請の受付を再開し、以前と同様に入国管理法に基づく人数割当を適用する。一方で、第三国の中で感染状況が悪化した場合には、それらの国からの入国者に対して、感染対策法に基づき国境での衛生措置がとられる可能性は残っている。

短期休暇、医療、緊急でないビジネスミーティングなどを目的とする90日以下の滞在は、引き続き特段の必要性がない限り認められない。

今後、スイスは他のシェンゲン協定加盟国と共同して、第三国における感染状況を踏まえ入国制限全面解除のタイミングを検討していく。

(和田恭、マリオ・マルケジニ)

(スイス)

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