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欧州31カ国との国境再開など、さらなる規制緩和が進む

(オーストリア)

ウィーン発

2020年06月17日

国内において新型コロナウイルス感染拡大が収束に向かう中、政府は新型コロナウイルス感染対策に伴う規制を更に緩和した。6月15日からオーストリア国内でのマスク着用義務が大幅に緩和され、6月16日からは欧州31カ国との国境を再開した。

国境再開のタイミングでオーストリア航空も運航再開

欧州31カ国との国境再開に伴い、陸路・空路問わず、入国時にPCR検査陰性証明や、14日間の自主隔離が不要になったことを受け、観光業界は観光客の増加に期待を寄せている。また、国民にも海外渡航の動きが見られ、地元メディアによると、大手バス会社では人気リゾート地として知られるクロアチア行きの予約が急増したという。

国境が再開された31カ国(五十音順)は次のとおり。

  • アイスランド、アイルランド、アンドラ、イタリア(注)、エストニア、オランダ、キプロス、ギリシャ、クロアチア、サンマリノ、スイス、スロバキア、スロベニア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、バチカン、ハンガリー、フィンランド、フランス、ブルガリア、ベルギー、ポーランド、マルタ、モナコ、ラトビア、リトアニア、リヒテンシュタイン、ルーマニア、ルクセンブルク

国境再開前日の6月15日からは、3カ月ぶりにオーストリア航空(AUA)の便がウィーン空港からミュンヘンに向けて出発した。搭乗客はビジネスマンが多く、空港施設内、および機内ではマスク着用のルールが守られている。機内の空調にはウイルスを除去するフィルターが新たに設置された。

AUAは、6月末までに欧州36都市とイスラエル・テルアビブへの直行便を順次再開予定(2020年6月2日記事参照)とする。7月からは米国(ワシントンD.C.、ニューヨーク、シカゴ)やタイ(バンコク)行きなどの長距離便も再開される予定だ。アレクシス・ヴォン・フンドスブルッフ社長は「運航再開初日は、70%程度の搭乗率だったが、7~8月の予約状況はまだ不安定だ」と述べた。

マスク着用義務を大幅に緩和

6月15日から、公共交通機関、薬局を含む医療機関、理髪業などの社会的距離を置くことが困難なサービス業などを除いて、マスクの着用義務が解除された。また、見本市や会議も衛生対策などの条件付きで人数制限なしに開催が可能となり、飲食店の営業時間は午前1時まで営業が認められた。

医療専門家からは、マスク着用義務の解除が早すぎるという声もある一方、国民にとって同緩和は「普通の生活」に向かっての象徴的な第一歩と受け止められている。

(注)ロンバルディア州には政府から渡航自粛勧告が出されている。

(エッカート・デアシュミット)

(オーストリア)

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