民主党、共和党支持においてミレニアル世代で大きな特徴、米シンクタンク調査

(米国)

米州課

2020年06月04日

米国シンクタンク、ピュー・リサーチ・センターは6月2日、民主党、共和党の各政党の支持構成の変遷に関する調査結果を発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。これは、1994年から2019年までに累計36万人以上の全米の有権者を対象として実施した支持政党に関するインタビュー調査に基づき、民主党および共和党の支持傾向をまとめたもの。

同調査では、サイレント世代、ブーマー世代、ジェネレーションX世代、ミレニアル世代の4つの世代(注)に分けて分析しているが、ミレニアル世代は、民主党・共和党支持率の差が大きいのが特徴で、2018/2019年の調査でも民主党支持者(Dem)が54%、共和党支持者(Rep)が38%と民主党を支持する割合が共和党支持を大きく上回った。その他の世代は各政党支持者の差は1~3%にとどまった。

ミレニアル世代でさらに特徴的なのは、性別の差が大きいことだ。ミレニアル世代の男性のDemとRepの割合の差が4ポイント(Dem48%、Rep44%)に対して、女性では29ポイント(Dem60%、Rep31%)の差があり男女間の違いが明確だった。その他の世代では、各政党支持者の差は、サイレント世代が男性8ポイントに対して女性5ポイント、ブーマー世代が男性11ポイント、女性8ポイント、ジェネレーションX世代が男性14ポイント、女性21ポイントだった。

また、世代別で白人層と非白人層を比較した場合、各世代で支持政党の差が明確だった。白人層は、ミレニアル世代ではDem(48%)がRep(45%)を上回ったが、その他の世代では、RepがDemを上回った。対照的に非白人層では、全ての世代において、Demの割合がRepを上回った。

人種別では、2019年に白人層でRepが53%、Demが42%であった。これに対し、黒人層ではRepが10%、Demが83%、ヒスパニック系ではRepが29%、Demが63%、アジア系ではRepが17%、Demが72%と、白人層以外では民主党が支持政党として優勢であることが分かった。1994年から傾向が大きく変化したのはアジア系で、Demが94年の53%から2018/2019年には72%と19ポイント伸び、Repは33%から17%と16ポイント減少した。

学歴別では、高卒以下の割合はDemで1996年の51%から2019年には28%と大きく減少した。Repでは1996年41%から2019年に35%と大きな変化は見られなかった。また、キリスト教徒の割合はDemで2008年の73%から2019年の52%と大きく低下したが、Repでは、2008年の87%から2019年の79%と依然キリスト教徒が大多数を占めている。

(注)サイレント世代:1928~1945年生まれ、ブーマー世代:1946~1964年生まれ、ジェネレーションX世代:1965~1980年生まれ、ミレニアル世代:1981~1996年生まれ

(松岡智恵子)

(米国)

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