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国際線受け入れを徐々に再開、観光産業は失業者増加

(ギリシャ)

ミラノ発

2020年06月25日

ギリシャ民間航空局は6月15日、アテネ国際空港とテッサロニキ国際空港で同日から、国際線の受け入れを再開すると発表した。ただし、英国、トルコとの往復便については6月30日まで引き続き停止とし、非欧州市民の入国も同日まで禁止措置を継続する(注1)。

なお、両空港ではそれぞれ下記の処置が取られる。

  • アテネ国際空港:欧州の指定9カ国〔アルバニア、ベルギー、フランス、イタリア、オランダ、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、北マケドニア(旧マケドニア)〕から到着した乗客全員に対し、新型コロナウイルス検査の義務付け。
  • テッサロニキ国際空港:到着した乗客全員に対しウイルス検査を義務付け。6月30日までは上記9カ国からのフライト受け入れ停止。

ギリシャでは約2カ月にわたり、感染拡大防止のための制限措置を実施したが、GDPの約3割を占める観光業は大きな打撃を受けた。求職者雇用支援機構(OAED)が発表した5月の統計によると、5月の観光業界の失業者数は前年同月比で25.1%増加した。特に同業界で重要な役割を担うイオニア諸島や南エーゲ海、クレタ島ではそれぞれ3.5倍、3.3倍、2.3倍と大幅に上昇した。

政府は5月4日から制限措置の緩和を段階的に進めてきたが(2020年5月22日記事参照)、6月6日から飲食店の屋内での飲食も可能となった(注2)。15日からは季節営業の宿泊施設、美術館・博物館、娯楽施設の営業も再開も許可した。今後、入国制限措置の緩和も含め、観光客の受け入れ態勢がどこまで整うか、観光産業がどう復調していくか注視する必要がある。

(注1)ただし、EU・シェンゲン協定国の滞在許可証、またはギリシャ大使館発行のビザを保持している場合は入国禁止の対象外。

(注2)飲食店の屋内での営業に際しては、以下のガイドラインを守る必要がある。

  • テーブルの間隔は0.9~1.8メートルを確保(テーブルの配置形式によって異なる)、客数は2.2平方メートルに1人。

(井上友里、山崎杏奈)

(ギリシャ)

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