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2019/2020年度の大豆とトウモロコシ生産量が減少、小麦は過去最高に

(アルゼンチン)

ブエノスアイレス発

2020年06月02日

アルゼンチンのロサリオ穀物取引所(BCR)は5月13日、2019/2020年度(2019年3月~2020年2月)の大豆の最終生産量は5,050万トンで前期比10.6%減、トウモロコシの生産量が4,980万トンで前期比3.3%減となる予測を発表した(添付資料表参照)。2期前の歴史的な干ばつ後、2018/2019年度は収穫に適した天候が続き、生産量の増加がみられた。だが、当期は作付け直後の降雨不足と収穫直前の過剰な降雨量で、変動の激しい天候に見舞われた。BCRの2020年3月の発表値から、大豆の生産量にはわずかな改善がみられたものの、前期の実績に及ばなかった。トウモロコシの生産量も、前期を下回ったが、予想以上の改善があった。小麦の生産量は、肥料や病害、害虫予防技術の導入が進んだことで生産効率が上がり、前期を上回り、1,950万トンを達成した。

2020/2021年度については、主に大豆とトウモロコシの作付面積を拡大するか否かの生産者の判断が、増税や国際価格の落ち込みはあるものの、大きく影響するとBCRは見通している。新型コロナウイルス感染拡大による外出禁止措置で、当初発生していたロジスティクス面での問題は改善されつつあるものの、燃料消費の激減でトウモロコシを原料とするバイオエタノール産業が停止状態にあり、トウモロコシ生産にも大きく影響する、との分析だ。小麦の場合は、既に作付けを開始しており、その面積は700万ヘクタールに拡大される見込みで、2020/2021年度の生産量は過去最高の2,200万トンを記録するとの予測が発表された。

4月26日付の現地紙「インフォバエ」では、ブエノスアイレス穀物取引所(BCBA)の見通しでは、トウモロコシの作付面積は維持されるとみる一方、大豆の作付面積は100万ヘクタール縮小する可能性があると明らかにしている。BCBAは、生産者向け支援策として、輸出税(2020年3月17日記事参照)の引き下げを政府に呼び掛けている。トウモロコシと小麦は現行の12%から6%へ、大豆は33%のまま、大豆油と大豆粉を28%に引き下げる、などと提案している。

(山木シルビア)

(アルゼンチン)

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