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日系自動車メーカー、厳格な安全衛生プロトコルに基づき操業再開

(ブラジル)

サンパウロ発

2020年06月26日

トヨタおよび日産は6月22日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で3月下旬から約3カ月間操業を中断していたブラジルの工場を、厳格な安全衛生プロトコルに基づいて操業を開始した。

トヨタは6月22日、スペアパーツとエンジンを生産する、サンパウロ州内に位置するサンベルナルド・ド・カンポ工場、「カローラ」を製造するインダイアトゥーバ工場、エンジン生産を行うポルト・フェリス工場の操業を再開した。コンパクトカーの「エティオス」や「ヤリス」を生産するサンパウロ州内のソロカバ工場の再開は6月26日を予定している。

6月22日付現地「G1」紙によると、トヨタは労働者の安全を確保するため、毎日の体温測定、循環エリアでのアルコールジェル使用、安全な距離を確保するための床標識を設置し、従業員に毎日マスクキットを配布してマスク着用を義務付けているという。さらに、カフェテリアの利用は、混雑を避けるために従業員をグループ分けし、グループごとに異なる使用時間を設定。従業員は安全な距離を確保して着席する。また、従業員はセルフサービスではなく包装済みの食事を受け取る。業務の際、管理部門に所属する従業員は、ローテーションでリモートワークを行い、全ての会議はオンラインのテレビ会議で行う。

日産も6月22日、コンパクトカーの「マーチ」、小型セダン「ベルサ」、コンパクトSUV「キックス」を生産する、リオデジャネイロ州に位置するレゼンデ工場の操業を再開した。

6月22日付現地「エスタード」紙によると、日産は国内市場の低迷を理由に工場の従業員の16%に相当する398人を解雇した。工場の操業再開に当たり、シフトは、従来の2交代制から1シフトのみとなった。6月22日付現地「G1」紙によると、日産の安全衛生プロトコルの中には、リオデジャネイロ州保健当局の指導に基づき従業員の自己健康診断を行うオンラインツールがあるとする。従業員は家を出る前に同診断を行い、勤務時間が決まる。また、従業員は工場に入る前に検温があり、毎日マスクのキットを受け取ってマスクを着用する。カフェテリアの利用も従業員ごとに順番制となる。

同じブラジルに四輪工場を保有するホンダは、7月13日にサンパウロ州内に位置するスマレ工場とイチラピーナ工場の操業再開を予定している。ホンダの操業再開により、ブラジル国内で操業を中断していた自動車工場31工場のうち、30工場の操業が再開する。残り1工場はブラジル北東部セアラ州オリゾンチに立地するフォード/TollerのSUV工場で、操業再開日は未定となっている。

(大久保敦)

(ブラジル)

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