第36回ASEAN首脳会議は6月26日にオンライン形式での開催が決定

(ASEAN)

ジャカルタ発

2020年06月23日

ベトナム外務省は6月21日、第36回ASEAN首脳会議を6月26日にオンライン形式で開催することを発表した。4月8、9日にベトナムのダナンで開催予定だったが、新型コロナウイルスの影響で6月末に延期となっていた(2020年3月23日記事参照)。2020年のASEAN議長国であるベトナムのグエン・スアン・フック首相が、全体会議やASEANビジネス諮問評議会(ASEAN-BAC)(注)との対話などを主催する。

ASEANは4月の特別首脳会議で、日本、中国、韓国とともに医療機器の購入および治療・ワクチン開発研究の補助などを行う枠組みとして、「ASEAN新型コロナウイルス対策基金」の設立を決定している(2020年4月14日記事参照)。「バンコク・ポスト」紙は6月20日、タイ外務省の話として、近日中に関係者間の調整を経て、ASEAN事務局が既存基金から各国に資金配分することが可能となる、と報じている。

なお、6月26日の首脳会議に先立ち、6月22日から24日にかけて、ASEAN外相会合や東アジア地域包括的経済連携協定(RCEP)の閣僚会合などが開催される予定。

(注)ASEAN-BACは、6月4日に開催されたASEAN経済相との対話において、新型コロナウイルスからの経済的復興実現のため、非関税障壁撤廃など6項目からなる提言書PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)を提出している。

(上野渉)

(ASEAN)

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