スコットランドも出口戦略を発表、各自治政府の戦略出そろう

(英国)

ロンドン発

2020年05月22日

ロックダウンの緩和に関して慎重姿勢を示していたスコットランドが5月21日、独自の出口戦略を発表。イングランド(英国政府)、ウェールズ、北アイルランドは既に戦略を発表しており、これで出口戦略が出そろったかたちだ(2020年5月11日記事参照)。

スコットランド自治政府は5月21日、ロックダウンを4段階で緩和するルートマップPDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)を発表した。感染抑制と症例数の減少が確認されれば、5月28日から第1段階へ移行。外出規制が緩和され、公園での滞在や、少人数であれば同居家族以外と面会が可能になるほか、自宅では不可能な職種の出勤やガーデンセンターの再開、他者との接触がないハイキングなどの屋外スポーツが認められる。

自治政府は同日、学校再開に関するガイダンス外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますも発表。科学的な安全性が確認されれば、8月11日から通学が再開する。教室での対面学習と自宅学習を組み合わせることで、学級の人数を減らして生徒が2メートルの対人距離を保てる環境を提供すること、登校時間もずらすことなどが条件となる。

(杉田舞希)

(英国)

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