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第15代総統の蔡英文氏が2期目の就任演説

(台湾)

中国北アジア課

2020年05月26日

台湾の第15代総統・副総統の就任宣誓式が5月20日に台北市総統府で行われ、1月の総統選で史上最多となる817万票を獲得して再選された蔡英文総統が、2016年の初当選時に続き2期目のスタートとなる就任宣誓を行った。宣誓式は新型コロナウイルス感染拡大防止に配慮し、海外から来賓を招待せず、慣例となっていた祝賀式や晩餐会を省略するなど簡素化されたかたちで行われた。

宣誓式を経て、台北賓館で行われた総統就任演説の中で、中台関係について「対立と隔たりの拡大を避けるのは双方の責任だ」と述べ、引き続き、対話により両岸の平和を維持していくと述べた。また、新型コロナウイルス対策における台湾の成果および国際社会からの評価を強調し、同感染症が世界秩序・国際情勢を変化させる中で、今後4年間は(1)産業発展、(2)社会安定、(3)国家安全、(4)民主主義の深化の4方面で台湾を発展させるとの決意を表明した。

最近の台湾の経済成長率は、新型コロナウイルスの感染を効果的に抑制していることなどもあり、アジアの四小龍(韓国、シンガポール、香港、台湾)の中でトップにあるとしつつ、環境変化に対応した経済成長を目指すとして、1期目に取り組んだ5+2産業(IoT、スマート機械、グリーンエネルギー、バイオ・医療、国防、+新農業、循環経済)の育成を基盤として「6大核心戦略産業」を育成するとしている。具体的には、情報通信、サイバーセキュリティ、バイオ・医療、国防、グリーンエネルギー、戦略的備蓄(マスク・医薬品など)といった台湾が強みを持つ分野を重点産業として挙げた。

また、これに先立ち、米国のポンペオ国務長官は5月19日、蔡総統の2期目のスタートを祝う声明を発表した。台湾外交部によると米国の国務長官が総統就任に合わせ、声明を発表するのは初めてで、米国と対立を深める中国を牽制する狙いがあると見られる。

(相馬巳貴子)

(台湾)

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