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スペインのレプソルがメキシコ湾深海で2カ所の石油資源埋蔵を発見

(メキシコ)

メキシコ発

2020年05月12日

スペインの石油・ガス事業大手のレプソルは5月4日、メキシコ湾大水深で新たに2カ所の石油資源埋蔵を発見したと発表した。発見鉱区は、タバスコ州とベラクルス州沖のサリナス海盆の第29入札鉱区内にあるポロック1(Polok 1)とチンウォル1(Chinwol 1)の探査井で、エンリケ・ペニャ・ニエト前政権時に実施された鉱区開放入札のラウンド2フェーズ4(ラウンド2.4)で同社を含めた4社のコンソーシアムが2018年1月に落札したもの。両鉱区は水深約600メートルにあり、掘削深度はポロック1が2,620メートル、チンウォル1が1,850メートルだった。オペレーターであるレプソル以外の3社は、マレーシアのペトロナス(Petronas)、ドイツのウインターシャル(Wintershall)、タイのPTTEP。レプソルによると、2020年末までにメキシコ国家炭化水素委員会(CNH)に、鉱区の詳細データを提出する予定だ。

5年間で41の油田が発見

ペニャ・ニエト政権時に実施されたエネルギー改革により、それまでメキシコ石油公社(PEMEX)の専業とされてきた油田探査と発掘は、メキシコ政府主導の入札によって多国籍企業も参入が可能となった。2015~2019年の5年間で、探査された112カ所のうち、41カ所で資源埋蔵が発見された。発見率は上昇しており、特に2019年の探査井数は34カ所と最も多く、新規の資源埋蔵も16カ所発見され、発見率は最高だった(添付資料表参照)。

2020年3月時点での第1~3ラウンド合計探査契約数は107件(陸上48、浅海31、大深水28)で、契約種別ではPEMEXとの共同開発(ファームアウト)が31件、それ以外の契約(生産分与契約、ライセンス契約)が76件だ。また、ラウンド参加企業の延べ数は、20カ国・73社に上り、上位5カ国でみるとメキシコ(35社)、米国(8社)、英国(5社)、コロンビア(3社)、アルゼンチン(3社)となっている。日本企業では、2016年12月にラウンド1フェーズ4で、国際石油開発帝石(INPEX)が、PEMEXおよび米国シェブロンとのコンソーシアムに参加して落札した。

(志賀大祐)

(メキシコ)

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