自宅待機期間・国際商業旅客便の受け入れ停止期間を5月30日まで延長

(バングラデシュ)

ダッカ発

2020年05月20日

バングラデシュ政府は5月14日、過去5回延長していた自宅待機要請および政府機関・オフィスの原則営業停止措置(2020年5月8日記事参照)を、断食明け休暇〔Eid-ul-Fitr(イード・ウル・フィトル)、以下「イード」〕以降の5月30日まで延長すると発表した。

政府は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、継続して、主に以下の措置を講じることを発表した(添付資料:ジェトロ仮英訳資料参照)。

  1. 休業措置期間を5月30日まで延長する。
  2. 医薬品産業、輸出志向型産業などの生産活動は、必要に応じ、保健省発行の安全ガイドラインを遵守し、ワーカーの安全を確保した上で操業可能。
  3. イード休暇中の帰省は認められない。管区間の公共交通機関は引き続き停止する。

また本措置を受け、バングラデシュ航空局は5月14日、新型コロナウイルス感染対策として5月16日までとしていた17カ国・地域〔バーレーン、ブータン、香港、インド、クウェート、マレーシア、モルディブ、ネパール、オマーン、カタール、サウジアラビア、スリランカ、シンガポール、タイ、トルコ、アラブ首長国連邦(UAE)、英国〕からの商業旅客便の受け入れ停止措置(2020年5月15日記事参照)を5月30日まで延長すると発表PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)した。

なお、5月20日時点で当地の新型コロナウイルス感染者は計2万5,121人、うち死者は370人と発表されている(バングラデシュ伝染病研究所(IEDCR)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。

(安藤裕二)

(バングラデシュ)

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