6カ国からの入国禁止を解除

(カンボジア)

プノンペン発

2020年05月22日

カンボジア保健省は5月20日、欧米など6カ国からの入国禁止を解除すると発表した。解除されたのはフランス、ドイツ、イタリア、米国、スペイン、イランで、いずれも3月下旬から入国が禁止されていた(2020年3月17日記事参照)。

今回の発表により、入国禁止国はゼロとなったが、日本人を含む全ての外国人を対象とした入国制限(2020年4月1日記事参照)は引き続き行われており、入国時に新たな防疫措置が行われているとの情報もある。在カンボジア日本大使館は5月19日、保健省および入国管理局などの情報として、高リスク国(詳細不明)からのフライトの全ての乗客は、病院などに移された上で、PCR検査後、隔離措置の対象となっていることを発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。詳細な運用方針は明らかになっていない。

カンボジアでは1カ月以上、新規感染者が出ておらず、5月16日には国内の感染者122人全員が回復した。保健省は、新型コロナウイルス感染拡大の可能性は常にあり感染の第2波を防止するため、新しい生活様式としての手洗い励行、マスク着用、ソーシャルディスタンスなどを要請している。また、学校の休校措置および、カラオケ店、バー、映画館などの娯楽施設の閉鎖は継続しているが、保健省は5月19日、博物館を6月1日から再開することを許可した。

(脇坂敬久)

(カンボジア)

ビジネス短信 0d8545d8b2faeb12