欧米5カ国からの入国制限、18日からイランも対象に

(カンボジア)

プノンペン発

2020年03月17日

カンボジア保健省は3月14日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、3月17日から30日間、フランス、ドイツ、イタリア、米国、スペインからの外国人の入国を禁止すると発表した。さらに18日からはイランからの入国も禁止すると発表した。

また、フンセン首相は3月16日、欧州、米国、イランから帰国したカンボジア人に対して、14日間の自己隔離を要請した。また、全てのカンボジア人に対して、欧州、米国、イランへの不要不急の渡航を控えるよう勧告するとともに、大臣や政府機関に対しては渡航を禁止するとした。

保健省の発表では3月16日時点で、12名の感染が確認されている。内訳はカンボジア人4名、英国人3名、フランス人2名、カナダ人1名、ベルギー人1名、中国人1名となっている。カンボジア国内で感染者数が増えていることを受け、保健省は3月9日からシェムリアップの学校を閉鎖しているが、14日にはプノンペンの学校を4月19日まで閉鎖、16日にはカンボジア全土の学校を同日まで閉鎖すると発表した。

(脇坂敬久)

(カンボジア)

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