香港、全ての非居住者の入境禁止措置を延長

(香港)

香港発

2020年04月07日

香港政府は4月6日夜、3月25日から2週間の予定で実施していた香港非居住者の入境禁止を含む4つの措置(2020年3月25日記事参照)の延長を発表した。詳細は以下のとおり。

  1. 海外から航空機で香港に到着した全ての非香港住民の入境禁止
  2. 中国本土、マカオ、台湾から入境する非香港住民で、過去14日以内に海外での滞在歴がある者の入境禁止
  3. 香港国際空港における全てのトランジットサービスを停止
  4. マカオと台湾からの入境者は、香港住民、非香港住民を問わず、中国本土からの入境者同様14日間の強制検疫対象

上記4措置を、3月25日午前0時から暫定14日間(4月7日まで)実施していたが、追って通知があるまで実施期間を延長する。

なお、同発表によると、4月5日の香港国際空港への入境者数は813人で、措置を実施する前日の3月24日と比べると82%減となり、入境者のうち香港非居住者は7人にとどまったとのこと。

香港~マカオ間のシャトルバスも運行停止

香港とマカオを結ぶシャトルバスを運行する港珠澳大橋穿梭巴士(香港)と港珠澳大橋穿梭巴士(澳門)は4月4日、いずれも運行を4月6日午前0時から一時中止すると発表した。香港~マカオ間は既にフェリーの運航も停止しており、今回のシャトルバスの運行停止を受け、両地域を結ぶ公共交通機関は全て停止となった。

(渕田裕介)

(香港)

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