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米ロサンゼルス都市圏の失業率、5月には31.7%へ上昇の見込み

(米国)

ロサンゼルス発

2020年04月30日

ロサンゼルス郡経済開発公社(LAEDC)は4月21日、「南カリフォルニアにおける新型コロナウイルスによる雇用への影響(EMPLOYMENT IMPACT OF COVID-19:SOUTHERN CALIFORNIA)」と題したレポートを発表した。

レポートによると、南カリフォルニア(注1)の雇用者数は、2020年5月に前年同月比27.4%減の746万人に落ち込み、282万人の雇用が失われると予測されている。その結果5月の失業率は31.4%に悪化し、中でも、ロサンゼルス郡とオレンジ郡からなるロサンゼルス都市圏(注2)の失業率は31.7%と南カリフォルニアの平均を上回る高水準が予測されている。

ロサンゼルス都市圏の5月の雇用者数は前年同月比27.4%減(171万人減)となり、業種別では飲食および関連サービス業40万7,400人減、販売業34万2,200人減、事務職14万人減、パーソナルケア業10万5,500人減、輸送業10万2,000人減を見込む。

4月27日にLAEDCがレポート解説のために開催したウェビナーでは、ソーシャルディスタンスが取りにくい美容院やネイルサロンといったパーソナルケア業への影響が大きく雇用が7割減少するほか、飲食や小売りでも6~7割の雇用が失われ、ショッピングや飲食が絡む観光や映画産業は地元の経済の柱であり、地元経済に深刻な打撃を与えるとの見方がなされている。また、ロサンゼルス郡の事業者の93%が雇用規模20人未満以下であり、自宅待機令期間の雇用確保や事業継続がより困難となる可能性が高く、地元経済への不安材料となっているとした。

LAEDCのビル・アレン最高経営責任者(CEO)は同ウェビナーで、「ビジネスの再開については非常に不透明な部分が多く、現段階では予想が難しい」、「連邦政府の中小企業向け融資以外に州や市の融資プログラムが多数出されており、企業はこれらをどんどん活用すべきである」と述べた(注3)。

(注1)南カリフォルニアとは、ロサンゼルス郡、オレンジ郡、サンディエゴ郡、インペリアル郡、リバーサイド郡、サンバーナディーノ郡、ベンチュラ郡、カーン郡、サンタバーバラ郡、サンルイスオビスポ郡の10郡を指す。

(注2)ロサンゼルス都市圏とは、センサスなど統計で用いられる「ロサンゼルス-ロングビーチ-アナハイム」都市圏で、ロサンゼルス郡およびオレンジ郡を指す。

(注3)カリフォルニア州やロサンゼルス地域の企業向け支援策については、「北米における新型コロナウイルス対応状況」を参照。

(サチエ・ヴァメーレン)

(米国)

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