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豪競争・消費者委、アサヒGHDの豪ビール最大手CUB買収を実質的承認

(オーストラリア)

シドニー発

2020年04月07日

オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)は4月1日、アサヒグループホールディングス(GHD)が進めているオーストラリアのビール市場のトップブランドであるカールトン・アンド・ユナイテッド・ブリュワリーズ(CUB)事業の買収計画について、「反対しない」との声明を発表した。

アサヒGHDは2019年7月、ビール最大手アンハイザー・ブッシュ・インベブよりCUB事業を160億オーストラリア・ドル(約1兆880億円、豪ドル、1豪ドル=約66円)で買収することについて、同社と合意したと発表。しかし、ACCCが、今回の買収により、オーストラリア国内のリンゴ酒市場およびビール市場における競争性を低下させると懸念を示し、審査が続いていた(注)。

これを受けてアサヒGHDが5つのブランド(リンゴ酒3ブランド、ビール2ブランド)を売却する計画案を示したことで、ACCC側の実質的な承認を得たかたちとなった。ACCC議長のロッド・シムズ氏は声明の中で、「売却がなければ、アサヒGHDはリンゴ酒の2大ブランドおよびリンゴ酒市場の3分の2のシェアを占めることになる」と市場の寡占化に懸念を示し、売却提案に対して「アサヒ側の提案は市場の競争性低下という当局の懸念を払拭(ふっしょく)するのに十分なものだ」と評価した。

アサヒGHDは買収手続き完了の予定期間を2020年第1四半期(1~3月)から同年第2四半期(4~6月)へ後ろ倒しすることを発表しており、今後、外国投資審査委員会(FIRB)の承認を受けて、買収を完了する見通しだ。

(注)日本企業による豪事業の買収においては通常、資産価値が11億9,200万豪ドル以上の場合、外国投資審査委員会(FIBR)による審議が行われる。詳細はジェトロウェブサイトを参照のこと。

(遠藤泰平)

(オーストラリア)

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