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太陽光発電とバイオマス発電の新買い取り価格が決定

(ベトナム)

ハノイ発

2020年04月14日

ベトナム政府は4月6日、太陽光発電開発の奨励に関する首相決定13号(13/2020/QD-TTg)を公布した。同決定は5月22日より、太陽光発電の固定買い取り(FIT)価格を設置場所ごとに、陸上は1キロワット時(kWh)当たり1,644ドン(7.09セント)(注1)、洋上は1,783ドン(7.69セント)、屋上は1,943ドン(8.38セント)と定め、20年間適用される。対象となる太陽光発電事業は、2019年11月23日より前に承認を受け、2019年7月1日~2020年12月31日に商業運転を開始するもの。

ただし、南部ニントゥアン省の太陽光発電事業について、2020年中に商業運転を開始する事業は、旧価格の2,086ドン(9.35セント)が20年間適用される。

2019年11月23日以降に承認を受けた場合や2021年以降に商業運転を開始する場合など、条件を満たさない太陽光発電事業については、入札制が適用される見込みだ。

太陽光発電による電力買い取り価格は、2019年6月30日に9.35セントのFIT価格が期限を迎えて以降、政府内で再生可能エネルギーの電源開発見通しを踏まえた検討に時間を要し、9カ月以上価格が定まっていない状態が続いていた。今回の決定で、買い取り価格は米ドル換算で最大24.2%引き下げとなったが、入札などではなく、固定価格制に落ち着いた。

バイオマス発電のFIT価格は引き上げに

バイオマス発電事業に関しては、ベトナム政府は3月5日に首相決定8号(8/2020/QD-TTg)を公布していた。同決定では4月25日より、熱電供給(コジェネレーション)のFIT価格を1kWh当たり1,634ドン(7.03セント)(注2)と定め、旧価格の1,220ドン(5.8セント)から米ドル換算で21.2%引き上げた。その他のバイオマス発電は1kWh当たり1,968ドン(8.47セント)と、実質引き上げになった。政府はFIT価格を引き上げることで、バイオマス発電への投資を奨励する狙いだ。

なお、風力発電のFIT価格は、2018年11月1日に陸上が1kWh当たり1,928ドン(8.5セント)、洋上が2,223ドン(9.8セント)に引き上げられている(2018年9月25日記事参照)

(注1)付加価値税を含まない金額。米ドル額は首相決定13号における表記と合わせたもの。実際には、国家送電網に接続される場合は、電力販売者が支払い請求書を発行した日のベトナム国家銀行レートで換算する。屋上型の場合は、前年度の最終日のベトナム国家銀行レートで換算する。

(注2)付加価値税を含まない金額。米ドル額は首相決定8号における表記と合わせたもの。実際には、電力販売者が支払い請求書を発行した日のベトナム国家銀行レートで換算する。

(庄浩充)

(ベトナム)

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