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衛生保健当局が肺換気装置と同部品の輸出入手続きを緩和

(メキシコ)

メキシコ発

2020年04月13日

メキシコ連邦衛生リスク対策委員会(Cofepris)は4月6日、国内の新型コロナウイルス感染者数の拡大を受け、肺換気装置(Pulmonary Ventilation)と、その製造に係る部品の輸出入手続きの迅速化を発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。具体的には、保健省国家疾病予防監視プログラムセンター(Cenaprece)が対象となる輸入品のスペックを事前に確認することにより、Cofeprisは実質審査を行わずに輸入許可を出す仕組みとなる。つまり、衛生登録(Registro Sanitario)のない輸入者でも機器が輸入できる。今回の措置は、衛生当局以外の民間医療機関であっても肺換気装置などの輸入が円滑に行えるように配慮したものとみられる。またこれに先立ち、政府は3月27日に、緊急を要する場合の医療機器の衛生当局の輸入調達に際し、特定の行政手続きや公共調達手続きを不要とする政令(3月27日付官報公示外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)を出していた。

肺換気装置の輸入手続きは、貿易手続き単一統一窓口(VUCEM)を通じて申請すると、原則24時間以内に審査が完了し、通達が出されるとのことだ。4月6日時点で、Cofeprisが新型コロナウイルスの影響で輸入審査が滞っている案件は1件もないとのことだが、2018年12月のアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール政権発足後に、Cofeprisの審査担当官数の削減などが行われた結果、従前よりはるかに行政手続きに時間を要するようになった。そのため、新型コロナウイルス感染拡大防止とはいえ、輸入手続きが実際にどれほど迅速化されるのかは不明瞭だ。

世界税関機構(WCO)が2020年3月に公開した新型コロナウイルス対策関連の医療機器に関するHSコード表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによると、肺換気装置はHS9019.20に分類される。メキシコから2019年に輸出された肺換気装置の98.5%は米国向けで、日本は3位でありながら構成比は0.2%とわずかだった(表1参照)。また、輸入に関しても、同じく米国が1位(32.3%)で、次いで中国(18.9%)、ドイツ(11.9%)の順だった(表2参照)。日本は0.7%の15位だ。

表1 メキシコの肺換気装置の主要輸出先国
表2 メキシコの肺換気装置の主要輸入元国

(志賀大祐)

(メキシコ)

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