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新型コロナウイルスがフランダース経済に与える損害は400億ユーロ、経営者団体が算出

(ベルギー)

ブリュッセル発

2020年03月31日

ベルギーのフランダース地域の経営者団体であるVOKAは3月25日、新型コロナウイルスがフランダース経済に与える影響に関する報告を発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。VOKAの試算によれば、新型コロナウイルス対策などが同地域に与える経済的な損害は400億ユーロに上る。現在の措置が4月末まで継続された場合には、2020年の経済活動は7%落ち込み、2008~2009年の経済危機の際の同地域への影響の3倍となると見込む。VOKAは、自宅以外で勤務せざるを得ない人に対する特別手当などを含む政府への要望も併せて発表した。

ジェトロが3月30日にVOKAに対して行ったヒアリングによると、前述の報告はVOKAがフランダース企業に対して新型コロナウイルスの影響を評価するために定期的に行っているアンケートに基づいている。今回は、約1,600社から回答が得られた3月23日時点のアンケート結果を、一週間前(3月17日時点)の同結果と比較したもので、前回17日のアンケート時点から売り上げが減少したのは回答企業の85%になったという。前々回(3月11日時点)と前回の対比では、売り上げが減少した企業の割合は75%であり、売り上げの減少が一層広がっている。また、回答企業の4割以上が前回(17日時点)に比べ売り上げが半減し、約3割の企業は売り上げの75%以上を失ったと回答した。

特に中小企業と自営業者は、売り上げの減少が著しい。供給可能な商品や従業員の不足などを理由に、中小企業および自営業者の約半数の売り上げは過去2週間ほど(11日時点)と比べて半分以下だと回答したという。

失業手当を受けるための申請数も増加傾向にある。回答企業の半数が、一時帰休の手当申請のための手続きを開始しており、さらに10%の企業が今後数週間以内に、また15%の企業が後1カ月以内に、申請予定と回答した。

資金調達に関しては、約半数の企業が既に資金繰りに関する問題に直面していると回答。企業の3分の1の企業は、資金繰りの問題は顧客からの未払いもしくは支払い遅延の結果であるとし、4分の1の企業は自社の支払い能力に影響が出ている、と回答した。

企業が必要なモノやサービスの提供を円滑に行えるように、VOKAは、(1)自宅以外で労働に従事せざるを得ないる従業員に対して150ユーロの特別手当の支給、(2)一時帰休の手当を受け取りながら臨時の仕事に従事することを可能とするとするよう、フランダース政府に求めた。

(大中登紀子)

(ベルギー)

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