米ロサンゼルス郡や市で1カ月の自宅待機命令、不要不急の外出禁止に

(米国)

ロサンゼルス発

2020年03月25日

ロサンゼルス郡、ロサンゼルス市、パサデナ市およびロングビーチ市(注)の1郡3市は3月19日、合同で緊急会見し、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、域内住民に対して自宅待機命令を発令した。期間は3月19日午後11時59分から4月19日まで。不要不急の外出が禁止され、違反者には罰則も科される。

自宅待機命令(Safer at home order)は、ロサンゼルス郡および3市がそれぞれ発令しているが、概要は以下のとおり。

  • 住民は自宅にとどまり、外出は真に必要な活動に限る
  • 食料品店、薬局、医療機関、ガソリンスタンド、銀行、メディアなどの生活に必須の機関・店舗の営業は継続する
  • 生活に必要不可欠な食料品などの買い物は可能(レストラン内の飲食はできないが、持ち帰りや宅配は可能)
  • 屋外での散歩や運動は可能(ただし、他者と6フィート(約1.8メートル)の距離を保つこと)
  • 緊急でない限り自宅外の家族や友人と会うのを控える
  • 病院や介護施設への見舞いを控える
  • 10人以上の集会を禁止する

詳細は、ロサンゼルス郡の命令PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)ロサンゼルス市の命令PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)パサデナ市の命令外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますロングビーチ市外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますの各命令を参照。

なお、カリフォルニア州も同日、州内全域を対象とする自宅待機命令を発令した(2020年3月25日記事参照)。

(注)パサデナ市およびロングビーチ市は、ロサンゼルス郡の公衆衛生管轄に含まれていない。

(北條隆)

(米国)

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