インド、未入国の日本人などに3月3日以前に発行されたビザを無効に

(インド)

ニューデリー発

2020年03月04日

インド内務省入国管理局は3月3日、新型コロナウイルス対策として、まだインドに入国していないイタリア人とイラン人、韓国人、日本人に対して3月3日以前に発行されたビザは無効になると発表した(同局ウェブサイト参照外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。対象者が喫緊の理由によりインドに入国する必要がある場合は、最寄りのインド大使館・領事館で新たにビザを取り直さなければならない。申請するビザの種類や必要書類、条件など詳細については大使館・領事館に確認する必要がある。

在インド日本大使館によると、就労ビザなどでインド国内に滞在する日本人が一時的に出張や休暇などでインドを出国した場合でも、インドを出国した時点でビザは無効になるという(日本の外務省の海外安全ホームページ参照外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。3月3日以前にインド入国歴があったとしても、3月3日時点でインド国外にいたり、今後インドから出国したりする場合は、訪問先の国・地域のインド公館で新たにビザを取り直さなければならない。

また、2月1日以降に中国、イラン、イタリア、韓国、日本を訪問し、まだインドに入国していない外国人へのビザも無効と発表した。

インドでは3月2日に首都ニューデリーと南部テランガナ州で2人の新型コロナウイルス感染者が確認されたほか(2020年3月3日記事参照)、3月3日に北西部ラジャスタン州のジャイプールでも新たに1人の感染が確認され(インド保健・家庭福祉省プレスリリース参照外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)、3月3日時点での国内感染者は合計6人となった。

(磯崎静香)

(インド)

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