輸出入手続きサービスの臨時受付窓口を設置

(メキシコ)

メキシコ発

2020年03月04日

メキシコ経済省が2月23日にサイバー攻撃を受けた影響から(2020年2月26日記事参照)、一部の輸出入手続きに関し、臨時の受付窓口が設置されている。従来はメキシコ貿易デジタル窓口(VUCEM)で行われていた手続きの一部を、添付資料のとおり、指定Eメールアドレスへの書類送付に代えて受け付けている。

なお、鋼材・鉄鋼製品などのセンシティブ品目の輸入時に必要な輸入自動通知については、ジェトロが複数のメキシコ進出済み日系企業にヒアリングを行ったところ、従来どおりVUCEMを通じて行うことができているとのことだった。また、メキシコ原産品であることを証明する原産地証明書の発給については、3月2日から手続きがデジタル化され、VUCEMを通じて取得できるようになった。

サイバー攻撃後のシステム復旧のめどについて、メキシコ経済省からの公式発表は現時点でなされていない。

(松本杏奈)

(メキシコ)

ビジネス短信 cbd1555ef5913714