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シンガポール首相、新型コロナウイルス問題の長期化の可能性に言及

(シンガポール)

シンガポール発

2020年03月13日

シンガポールのリー・シェンロン首相は3月12日夜、テレビ放送した国民へのメッセージで、今回の新型コロナウイルスの感染が2003年の新型肺炎(SARS)の時とは異なり、「1年、またはそれ以上継続する」可能性に言及した。リー首相が今回の新型コロナウイルス感染に関連して国民に直接呼びかけるのは、同国が感染警戒レベル(DORSCON)を上から2番目の「オレンジ」へと引き上げた翌日(2月8日)以来2回目。

同国はこれまでに中国、イラン、韓国、イタリア北部からの入国規制に踏み切っている(ビジネス短信3月5日付参照)。リー首相は、「(シンガポールが世界から完全に遮断することはできないが、)さらに、一時的な入国規制を強めなくてはいけなくなる」と述べた。また、同首相は今後、1.公衆衛生の強化と、特に高齢者が参加する集会開催の抑制のほか、2.感染者が急拡大した場合の対応策として、重篤症状者を入院として、症状の軽い感染者は自宅隔離とするなど医療施設の利用に関する最適化を計画していると説明した。さらに、感染者が急増した場合には社会的な追加隔離措置が必要となるとして、一時的な学校の休校、時差勤務、または在宅勤務を義務付けることになると指摘した。

第2弾の経済支援パッケージを準備中

ただ、リー首相は、「シンガポールは依然、(感染拡大を)制御している」と強調し、感染警戒レベルを危機的レベルの「赤」に引き上げることは現時点ではないと述べた。また、同首相は、2020年度政府予算案で明らかにした経済支援パッケージ(ビジネス短信2020年2月27日付参照)に続く第2弾の経済支援パッケージ導入に向け作業中だと明らかにした。

同国では3月12日までに新型コロナウイルスの感染者は187人(うち、96人が回復、9人が重篤)となった。12日には、2月28日~3月1日にマレーシア・スランゴール州のモスクで開催されたイスラム教の大規模集会に参加したシンガポール人3人の感染が明らかになり、保健省は同集会に参加した同国民95人の確認を行っている。

(本田智津絵)

(シンガポール)

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