南米内陸国パラグアイで初の新型コロナウイルス感染確認、中国大陸渡航者に対する査証発給を停止

(パラグアイ)

サンパウロ発

2020年03月11日

パラグアイのフリオ・マッソレーニ厚生相は3月7日、同国で初の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。新型コロナウイルスの感染は、南米大陸の内陸国にまで及んだことになる。

パラグアイ厚生省は、2月26日に隣国ブラジルでの感染が確認された後、エクアドル、コロンビア、ペルー、アルゼンチン、チリに感染が拡大したことを受け、同国への新型コロナウイルス感染拡大への警戒を強めていた。

厚生省によると、感染が確認されたのはエクアドルへ渡航して帰国したパラグアイ人の若者で、健康状態は良い。厚生省は、同感染者を自宅に隔離し、今後の健康状態を毎日監視すると発表している。

今回のパラグアイでの感染確認を受けて、厚生省は国民に対して、頻繁に手を洗いアルコール消毒する、洗わない手で鼻や目を触らない、風邪の症状がある人との接触を避ける、などの感染予防を呼び掛けている。同省はまた、海外からパラグアイに帰国した人で、発熱、せきなど呼吸器症状が出た場合はマスクを着用して自宅に待機し、直ちにパラグアイ緊急ホットライン(電話番号911番)に電話して、症状や渡航先を報告するよう求めている。

パラグアイでは新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、外務省が2月5日、中国大陸に渡航・滞在した中国国籍保有者および外国籍保有者に対して、過去6カ月間に発給した査証と新規の査証発給を無期限停止すると発表した。また今後、中国大陸渡航者に対する査証発給を停止する。

日本国籍保有者のパラグアイへの渡航に対しては、90日間までの短期滞在の場合、査証は不要となっている。一方、中国国籍保有者のパラグアイへの渡航には査証が必要。パラグアイは1957年以来、台湾との国交を維持しており、中国とは外交関係がないためだ。なお、パラグアイがアジア域内において短期滞在ビザを免除している国・地域は日本、台湾、韓国(30日間)、シンガポール(30日間)に限られている。

(大久保敦)

(パラグアイ)

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